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ななつむぎ

こんにちは。好きな漫画主に狼陛下の花嫁、帝の至宝、コレットは死ぬことにしたの感想や妄想を気ままに綴っております。

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狼陛下のお気に入り11

Category狼陛下のお気に入り

こんばんはー(●´ω`●)

連日の猛暑でだるだるのななです。
でも拗らせた風邪ももう殆ど良くなり、体調は〇。
ああ、健康って素敵!(≧◇≦)←リアル

きっと暑さも今がピークなのでしょうね~。
お盆過ぎれば徐々に和らぎましょう、たぶん。そうであってほしい。(◎_◎;)

今はリオ・オリンピックが始まり、ついつい夜中までTV観戦しちゃってます。
このお話もオリンピック柔道観戦しながらの、ながら執筆~(;´・ω・)チラチラ

それでは続き、どぞー




【拍手コメント返信】

yuju様:
初めまして、コメントありがとうございます。(#^^#)お返事遅くなりすみません。
お蔭様で風も治り、漸くお話の続きを書く気力が湧いて来ております。(笑)今回のお話も行きあたりばったりですが、楽しんで頂けて嬉しいデス。頑張ります♪


りと様:
いつもコメントありがとうございます。(#^^#)
DL販売、初めての試みでしたが上手く行って良かった~。そしてお求め頂けて嬉しいデス♡次は『夜来香』をboothにて販売予定で今編集中ですが、ご興味あればよろしくなのです(#^^#)(←ここで宣伝するか)
狼陛下のお気に入りも、引き続き楽しんで頂けると嬉しいデス♪
(あ、入力失敗されたコメはご要望通り削除しましたのでご安心を)(^o^)丿


四季様:
コメントありがとうございます。(#^^#)
なる程、確かにパラレルは塩梅が難しいですものね。
私はパラレルでも本誌寄りしか書けなくて、現代風は一度も書いたことないんですよー。
でも面白いといって頂けて嬉しい(*ノωノ)


お名前不明の方:
ありがとうございます。風邪で連載滞ってましたが、お待たせしました。(#^^#)


狭霧様:
コメントありがとうございます。(#^^#)
そーなんですよ、兎さん、狼さんに美味しく食べられちゃって(笑)そこの描写は今回気合が足りず割愛させて頂きましたが、そこは上手く妄想補填してくださいな~。(●´ω`●)兎さん、嬉し恥かし朝帰りな訳です♪


くみ様:
コメントありがとうございます。(#^^#)
ご心配おかけしましたが、お蔭様で体調も良くなりました。
このお話も楽しんで頂けて嬉しいデス💛


レイ様:
コメントありがとうございます。(#^^#)
確かに、今回の風邪で痛感しましたよ~。術後2か月経ち以前と同じに戻った気がしてたんですが、やはり免疫力とか抵抗力が低下してるんですね。((+_+))本当に過信は禁物!自分の体は自分で労わってあげないとダメですね。レイ様も半年目、どうぞご自愛くださいませ。(´-`*)
そして滞っていた連載再開!楽しんで頂けてとても嬉しいデス♪このまますんなりくっ付いても面白くないので、できればもう少し話を引っ掻き回したい私です(笑)





**********************











宿直明けの勤務は寝不足もあってか、今朝の夕鈴は心ここにあらずで仕事に身が入らなかった。
珍しく集中力を欠き、ぼんやりと政務室の端っこで言い付けられた資料の整理を行っていると――

「おい汀青慎!先程命じた資料はどうした?!」

いきなり柳方淵に怒声を浴びせられハッとする。
いけない、すっかり忘れていた!夕鈴は蒼褪め慌てて頭を下げる。
「申し訳ございません!すぐ取りに行って参りますっ!」
「もういい、使えない者に用はない」
それだけバッサリ言い捨て、方淵は自身で書類を抱え出て行った。

夕鈴は自分のミスにしゅんと落ち込んでいると、背後から曹熊がポンと頭を叩きフォローしてくれる。

「気にすんなって、あの人はいつもあーだから」
「いえ、ボーっとしていた私が悪いんです」
「お前顔色が悪いぞ。…やっぱ昨夜の事が堪えてるのか?」
王の命令で無理強いされたと思いこんでいる曹熊は心配し尋ねたのだろうが、夕鈴は返事をせず曖昧な微笑を浮かべてみせる。
「大丈夫です。心配してくれてありがとうございます」
「―――あ、うん。なら…いいんだが」

その繊細な表情と共に、夕鈴から漂う女の香りを感じ取った曹熊は内心ドキッとし調子が狂う。
(…こいつってこんな貌をする奴だったっけ?)


いつも元気で真面目で、どこか子供っぽさを残した印象の汀青慎。
真っ直ぐで擦れてない所が可愛くて『弟分』のように感じていたのに、今日のこいつはどこか大人びた顔つきを見せる。仕事中もぼんやりして時折気怠い溜息を吐き…それが妙に色っぽいと感じてしまう自分に、曹熊は頻りに首を捻る。
(変だな、側にいると胸がざわつくなんて…)
髪を結い上げた白いうなじとか、細く華奢な手とか、伏し目がちの瞳とか、見ているとつい手を伸ばして触れてみたい気分になってくる。昨日までと何ら変わらない筈なのに、妙に視線が行ってしまうのだ。昨夜陛下とどんな風に過ごしたのだろうと想像すると、胸がチクッと痛む。なんだろう、これではまるで恋してるみたいじゃないか…。
(ま…まさか俺もそっちの気があったとか…?!)
いやいや、ないない!俺は断然女が好きだし!!と慌ててブンブンと頭を振って否定してみせる。


「――どうかしました?曹熊さんこそ、大丈夫ですか?」

ふいに夕鈴が小首を傾げ見上げて来る姿に、思わずドキッと顔を赤らめパッと顔を逸らす。
「い、いや、何でもない!仕事、仕事!!」
身を翻し、曹熊は逃げる様に離れて行った。

サボり魔の彼が自ら業務に戻ったのを珍しがり、夕鈴はキョトンと見送る。




片や曹熊は、男相手にドキドキする自分に困惑するばかり。
(なんでだ?!今までそんな気になった事など一度もないのにっ)
生まれて物ごころ付いて以来自分の恋愛対象は常に女であり、ましてや同性に性的興味を抱いた事など一度もない。勿論官吏仲間の間では時折そういった嗜好の連中もいたが、自分がそっちの世界に足をツッコむなどありえないと思っていた――のに。

なのに――これはあくまで想像上だが…あの汀青慎相手なら『有り得る』と感じたのだ。

「ぐあ~~~っ」
(男色など不毛だ…!なのに、俺はどうしてしまったんだ?!)

夕鈴を男と思いこんでいる曹熊は自分が男色に目覚めてしまったのではと悩み、一人悶々と頭を抱える。





***




使い終わった資料を書庫に戻す為、書簡の詰まった箱を手に夕鈴が回廊を歩いていると――

「汀青慎」

声を掛けられ顔を上げると、目の前に黎翔が立っていた。
不意打ちで現れた彼に、夕鈴は咄嗟に昨夜の甘い時間を思い起こし、声も出せず無言で顔を真っ赤に染める。
(うう、昨夜の今日でどんな顔したらいいの?)
視線を向けると彼の背後に側近の李順や侍官らが控えており、夕鈴は立場を弁えススッと脇に下がり礼を取る。黎翔も何か話たそうな顏だったが察して王として振る舞う。
「資料を運んでいるのか?そんなに一度に抱えて…重いだろう」
「い、いえ…ご心配なく。こう見えても結構力持ちなので!」
「(クスッ)そうか」
ふと自分に向けられる優しい表情に、夕鈴はドキンと胸が高鳴る。
(やばいなぁ、私、重症だ)
「今日――仕事が終わったら少し話がしたい。私の執務室へ来るように」
「えっ?で、でも」
黎翔が顔を寄せ、耳元に小声で囁く。
「今朝私に黙って勝手に帰った罰だ。いいね?」
低く甘い声にドキドキし夕鈴がこくりと頷くと、黎翔は余裕の笑みを浮かべ侍官を従え行ってしまう。



それを見送る端で――李順だけがその場に居残り、不思議顔の夕鈴ににっこりと話し掛ける。
「丁度良かった。汀青慎、少し時間宜しいですか?」







「―――お妃…様を迎えられる…?」

突然李順が切り出した話に、夕鈴は茫然と彼の言葉をそのまま繰り返す。

「ええ。これまでは事情もあり後宮に妃なしの状態でしたが、そろそろ迎えても良い頃合いだと進言したところ、陛下も了承して下さいました」
「―――」
「一先ずお妃をお迎えになれば陛下も落ち着かれるでしょうし、あらぬ噂も鎮まるかと」
淡々と語る李順。夕鈴はぼんやりと自失したまま、彼の話をどこか遠くで聞いてる。
「…あらぬ噂…というのは」
「近頃陛下も政務に忙しくお疲れ気味だったのでしょうが、戯れ相手に官吏を寝所に侍らせるなどと気まぐれを起こされ困ったものです。まあ、例えお遊びだとしても、そんな醜聞が広まると陛下の沽券に関わりますので」

眼鏡をクイッと押し上げ、何食わぬ顔で釘を差してくる李順に、漸く夕鈴は理解した。
態々この人がこんな話を聞かせるのは、昨夜の件を耳にし暗に私を牽制しているのだろう。陛下の気まぐれで一夜を過ごしたからって勘違いするなと。

「……」
「悪く思わないで頂きたいのですが、陛下に取り入り、己の分を弁えない者がいると王宮の秩序が乱れますのでね」
自分では分かっているつもりでも、改めて他人に言われると苦しい。
締め付けられる胸をギュッと堪え、夕鈴は静かに口を開く。
「陛下は…きっともう昨夜のような気まぐれを起こすことはありません。ご安心ください」
「そうですか。物わかりが良くて助かります」
「お話がそれだけでしたら――失礼して宜しいでしょうか?仕事に戻りますので」

潰れそうになる胸を――涙を堪え、なけなしの女の意地でせめて見苦しい様は見せないようにと造り笑を浮かべてみせる。

そして李順に解放され、夕鈴はその場から逃げ去った。





(つづく)




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